またまたさくらのこと。うちのさくらは推定15歳。以前うちの子になったいきさつはご紹介したとおりだが、あのころは若かったさくらも今では立派なおばあちゃん。人間でいえば70歳以上にはなっていると思う。うちの子になって13年。夫婦で働いているので、家を空けることが多く、留守番ばかりさせている。

うちの子になって彼女は、本当に幸せだと思ってくれているのだろうか。心配になることもある。家に帰ると、玄関まで走ってきて出迎えてくれる。さみしかったよーとでも言っているように、にゃーにゃー鳴く。

半年に1回健康診断に行っているのだが、今年5月にとうとう腎臓の数値が引っかかってしまった。今では腎臓の働きを助ける薬と、体の毒素を排泄する薬を、朝晩一所懸命飲んでいる。正確にはご飯に混ぜて知らずに食べているのだが。

猫は腎臓が弱い。前にうちにいた子も腎臓を悪くして尿毒症になり逝ってしまった。最後はとてもつらそうにしていたし、動物病院に入院中に会いに行くと、私たちに気づいて家に帰ろうとするしぐさをしていた。思い出すと今でも胸が詰まる思いがする。

最近、猫の腎不全の原因が判明し、治療薬が数年で開発されるかもしれないというニュースが！！薬が開発されて腎不全が治ったら、元気で長生きできるのだろうか。なんにしても早く良い薬ができてくれることを祈るばかりだ。

猫は私たち人間より平均寿命がはるかに短い。だから少しでも元気で幸せに生きてもらいたい。さくらと少しでも長く一緒にいたい。私たち夫婦の一番の願い。